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状況に関係のない発言をするのですが・・・



 こうじ君は、あいまいな伝え方をすると行動できなかったり、何度も同じことを聞き直して確認したりすることがあります。また、頭に浮かんだことをつい口にしてしまい、ときには相手を傷つけてしまうこともあります。
 
状況に関係ない発言をする男の子の画像

 そこで、先生はアセスメント(子どもの様子をじっくりと見て、どんなことがこのつまずきに関連しているかを考えること)をしてみました。


    担任の先生は、こうじ君への伝え方を工夫し、うまくいったときといかなかったときをメモしました。また、こうじ君と話をして、振る舞い方を知っているのかどうかを確認しました。


 絵文字:矢印

 ここで行われたアセスメントのポイント!

絵文字:チェックうまく行動できる伝え方をメモし、理解しやすい伝え方について検討する

絵文字:チェック
振る舞い方を知らないのか、知っているけれどもできないのかを検討する

 推測できるつまずきの要因

 絵文字:緑音声による伝え方では、話の内容以外のことに注意を向けてしまい聞き逃してしまう
 絵文字:緑あいまいな表現や状況を理解することが難しい
 絵文字:緑他者の気持ちを理解することが難しい
 絵文字:緑
何をどのようにすればよいのかがよく分からないため、不安である
 絵文字:緑 気になったことや目についたことを、ついことばにしてしまう

指導編


 
 アセスメントに基づいて、担任の先生は、次のような指導を行ってみました。

 A.伝えるときには、できるだけ具体的なことばで話す
(例:「筆記用具を片付けなさい」→「鉛筆とけしごむを筆箱に入れなさい」など) 
 B.活動全体の流れと現在の活動や話題が何かを文字もしくは絵で提示する
 C.話をした後に、ときどきこうじ君に話の内容や状況について確認する 
D.
相手を傷つけるような発言をしたときには、後で話を聞き、相手の気持ちについて考える機会をもつ

 担任の先生が行った指導の意味

 絵文字:緑Aのように具体的な伝え方をすることで、何をするのかが分かりやすくなります。
 絵文字:緑Bのように活動の流れや現在の活動や話題を視覚的に示すことで、いま行っていることと次の活動を理解することができ、見通しをもって活動することが可能となります。
 絵文字:緑Cのように確認したり説明したりすることで、誤った理解を修正することができます。
 絵文字:緑 Dのような機会をもつことで、状況に応じた振る舞い方や言い方を教えることができます。ほかにも困ったこと、分からないことをメモさせ、メモをもとに後で一緒に課題を整理すれば、困難な課題を整理し、どのように振る舞えばよいのかを学習する機会をつくることができます。
 
【文責:佐藤 克敏】