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書くことが苦手なのですが・・・



 ふみお君は書くことが苦手です。ひらがなやかたかなでは、鏡文字(例:「く」→「>」)や、似ている形の字の間違い(例:「シ」→「ツ」)が度々みられます。漢字についても細かい書き間違いがあります。
 




 そこで、先生はアセスメント(子どもの様子をじっくりと見て、どんなことがこのつまずきに関連しているかを考えること)をしてみました。



 担任の先生は、ふみお君の読みの力をチェックしました。同じような間違いが読みでも少しみられましたが、自分で修正しながら読むことはできました。さらに、どういう文字を間違いやすいかチェックしたところ、形の構成が複雑な文字ということがわかりました。そこで、書くことの指導を開始することにしました。


 絵文字:矢印

 ここで行われたアセスメントのポイント!


 絵文字:チェック

困難な領域だけでなく、同じ文字でも読む方はどうかについて把握する

絵文字:チェック

読みのつまずきが深刻な場合には、まずは読みからアプローチする

絵文字:チェック 

どういう文字を間違えやすいかについても捉える

絵文字:チェック

丁寧に把握することで、子どものつまずきの要因を推測する


 

 推測できるつまずきの要因


 絵文字:緑

形を正確に捉えることが難しい

 絵文字:緑

形を正確に記憶することが難しい

 絵文字:緑

目と手を協応させることが難しい



指導編


 
 アセスメントに基づいて、担任の先生は、次のような指導を行ってみました。


 A. 鉛筆や消しゴムなどは、つかいやすいものを用意する
 B. マス目の大きいものや罫線のある用紙を用意する
 C. 授業ではなるべくワークシートを使う
D.
 文字を練習する際、ことばによる意味づけを行う
E.
 漢字テストなどでは、大まかに書けていれば正解または準正解にする


 担任の先生が行った指導の意味

 絵文字:緑

特に不器用さがある場合には、Aのような用具に関する配慮は必須になります。 


 絵文字:緑

Bのような配慮は有効ですが、その子どもだけ特別なものを用意するのではなく、必要な子どもには誰でも使えるようにするなどの配慮も必要です。


 絵文字:緑

Cのように、書く作業の負担を減らすことで、授業での内容の理解や、重要事項を考えることに集中できます。

  
 絵文字:緑

Dのようにことばによって意味づけすることで、記憶する際の手助けになります。


 絵文字:緑

取組への意欲を低下させないためにもEのような配慮は必要です。



 
【文責:海津 亜希子】