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音読が苦手なのですが・・・


PDF版
 

  ひさお君は読むことが苦手です。教科書を読むときも逐字読み(例:きょ・う・は・あ・め・で・す)になりがちです。

 
ADHDのある子どもの画像
 
 そこで、先生はアセスメント(子どもの様子をじっくりと見て、どんなことが このつまずきに関連しているかを考えること)をしてみました。
 
 担任の先生は、ひさお君の、聞いたり、話したりする力はどうかをまずはチェックしました。その結果、聞いたり、話したりする力はとても良好でした。そこで、読みについての指導を開始しました。
 
 絵文字:矢印

 ここで行われたアセスメントのポイント!


 
絵文字:チェック
困難な領域(この場合「読み」)だけでなく、聞く、話す力など、関連領域についても実態把握を行う
    絵文字:チェック
    多くの領域(「聞く」「読む」等)は互いに関連し合っていることも多く、つまずきの領域だけでなく、このような総合的な実態把握をする
     

     推測できるつまずきの要因


    絵文字:緑 形を正確に捉えることが難しい

    絵文字:緑 文字から音への変換が難しい
     
    絵文字:緑 一度に多くのことを処理できない
     

    指導編

     
    アセスメントに基づいて、担任の先生は、次のような指導を行ってみました。
     
    1. 事前に読むところを伝え、家で練習させる
    2. 文章に関係のある絵を用意する
    3. 分かち書きにする
    4. 漢字にふりがなをつける
    5. 教科書の文字を拡大する 
     

     担任の先生が行った指導の意味


    絵文字:緑 Aのように内容理解を事前に促すことで、授業への参加・意欲が高まります。

    絵文字:緑 Bのように視覚的な支援があることで、推測して読むことが可能になります。

    絵文字:緑 自分でまとまりのある文章に分解することが難しいので、Cのように事前に意味のまとまりで文字を区切り、視覚的にとらえやすくしておきます。

    絵文字:緑 Dのように、漢字にふりがなをふることも、読みに関する負担を少しでも軽減するためです。漢字の読みに困難がなければ、特にする必要はありません。

    絵文字:緑 Eについては、文字サイズは、子どもによって読みやすいサイズがあるため、必ずしも大きな文字にすればよいというものではありません。子どもと相談しながら、最適なサイズを見つけていくことが必要です。

     
    【文責:海津 亜希子】