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【9】保護者とのかかわりにおいて担当者が大切にすべきこと

 

「『 ことばの教室』担当者の言動と保護者の受けとめ:担当者と保護者のおもいの比較(平成16年3月)」より

 
 キーワード: 保護者支援、ことばの教室、乳幼児期
 
【この研究では】 

  「ことばの教室」担当者は、保護者とかかわる際にどのような対応をしていて、自らの言動をどのように認識しているのでしょうか。また、保護者はその言動をどのように受けとめているのでしょうか。これらの点を明確にすることで、実践場面における保護者と担当者とのかかわりをスムーズに進めていく手がかりが得られるのではないかと考えました。

  そこでこの論文では、担当者と保護者が感じている「おもい」を明らかにし、担当者が保護者とかかわる際の配慮事項を明らかにすることを目的としました。


■研究の方法
 2つのアンケート調査を実施し、その結果から、担当者と保護者が感じている「おもい」を比較しました。
調査1:担当者の言動に対する担当者自身の「おもい」についての調査
     実施時期;平成13年7月
     対象;「通級による指導」指導者講習会の言語障害教育コース受講者 55名
     調査内容;「保護者との話し合いの中で傷つけてしまった言動」「保護者との話し合いの中で励ますことができた言動」等について自由記述で回答
調査2:担当者の言動に対する保護者の「おもい」についての調査
     実施時期;平成13年9月
     対象学校数;7校(東北地区1・関東地区3・近畿地区1・中国地区2)
     回収数;126通( 回収率;48.5%)
     調査内容;「担当者との話し合いの中で傷つけられた言動」「担当者との話し合いの中で励まされた言動」等について自由記述で回答


【研究をして見えてきたこと】 
  傷つけてしまった言動(担当者)のグラフ励ますことができた言動(担当者)のグラフ
傷つけられた言動(保護者)のグラフ励まされた言動(保護者)


■この論文の提言

  1. 保護者のおもいを受けとめた支援  
    1. これまでの保護者の姿勢を認める  
    2. 保護者と担当者との間で方針を確認する 
  2. 家族を視野に入れた対応  
  3. 適切な情報提供  
    1. 保護者同士の交流から  
    2. 担当者から 
保護者とのかかわりを表した図


【研究に関する情報】 
  • 久保山茂樹・小林倫代・佐藤雅次(2003):「ことばの教室」における保護者とのかかわり(1)-全国調査から見たかかわりの実態-、日本特殊教育学会第41回大会発表論文集.  
  • 佐藤雅次・小林倫代・久保山茂樹(2003):「ことばの教室」における保護者とのかかわり(2)-担当者に対するアンケート調査から-、日本特殊教育学会第41回大会発表論文集.  
  • 小林倫代・久保山茂樹・佐藤雅次(2003):「ことばの教室」における保護者とのかかわり(3)-保護者に対するアンケート結果から-.日本特殊教育学会第41回大会発表論文集.  
【研究組織】 

 小林倫代・久保山茂樹・佐藤雅次(所外研究分担者) 


【研究論文名】 

 「ことばの教室」担当者の言動と保護者の受けとめ:担当者と保護者のおもいの比較 


【もっと詳しくお知りになりたい場合は】 

 こちらの報告書は、研究所webページにて全文掲載されています。 
https://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/kiyo31/A-31_01.pdf

 関連する研究(「ことばの教室」における早期教育相談と保護者支援:平成16年2月)も全文掲載されています。 http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_b/b-174.html


【本研究紹介シートの文責】 

 小林倫代・久保山茂樹 


本研究紹介シートは、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所で行った研究を基に作成しています。