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【1】通常学級での教育的支援について -特別支援教育草創期からまなぶ-

 
 「通常学級において留意して指導することとなっている児童生徒に対する指導および支援体制の充実・整備等に関する研究(平成14年3月)」より
 
 キーワード: 通常学級、意識調査、ノーマライゼーション、インクルージョン
 
【この研究では】
 特別支援教育が制度として成立する以前、まだ「21世紀の特殊教育の在り方」に関する最終報告がなされる前(平成11年4月)に本研究は始められました。本研究では、来るべき21世紀の障害児教育の在り方を先取りし、いち早く特殊教育(当時)と通常教育の教育現場と地域社会との連携協力を視野に入れながら、通常教育において障害のある子どもを如何に支援していくかについて、検討を行いました。当時はまだ制度的側面が確立しておらず、研究実施に関してはさまざまな困難を伴いましたが、理念的な観点からの検討、通常学級の教育現場での先験的な実践事例の収集、通常学級での意識調査等を通して今日においても十分に通用すると思われる、特に教育に携わる人々の実際的な工夫や課題、そして心理的な面における多くの知見を得ることができました。

【研究をして見えてきたこと】
 当時の先験的な指導実践事例を収集し、その過程で明らかになってきたことについて述べてみます。
 当時、通常学級において障害のある子どもの教育を展開していくことは、概して個々の教師の力量に依存していることが多く、それらに対する全校的な支援体制はあまり充実していない、というのが現状でした。しかし一方、先験的な所では全校的な支援体制が構築されており、しかもそれらは、作為的なものからではなく、問題行動を行う子どもを中核として教師同士の自然発生的な活動が実を結ぶことが多く、そのためには在る程度の数(3人以上)の教師のリーダーシップと管理者の理解が重要な要素となっていました。
 当時の通常学級の教師が、「特殊教育」の分野のことや障害のある子どもが通常学級で学ぶことをどのように捉えているか等に関する意識調査を行いましたが、その調査結果から明らかになったことを述べてみます。
 特殊教育については、通常教育と基本的には同じだが、より個別性、より人間性、より学問的な関わりをするところが異なっていると捉えています。また、通常学級において指導する大多数の教師は、子どもの状況や環境条件が整えば障害のある子どもが通常学級で学ぶことには反対するものではないこと、そしてそのための情報として、ともに学ぶ指導の在り方(理念)や指導の内容・方法を望んでいることが明らかになりました。

【研究に関する情報】

【研究組織】
 笹本健(研究代表者)・大内進・澤田真弓・小林倫代・久保山茂樹・佐藤正幸・松村勘由・牧野泰美・落合俊郎・石塚謙二・柘植雅義・干川隆・肥後祥治・滝坂信一・當島茂登・徳永豊・花輪敏男

【研究課題名】
 通常学級において留意して指導することとなっている児童生徒に対する指導および支援体制の充実・整備等に関する研究(平成11~13年度)

【もっと詳しくお知りになりたい場合は】
 こちらの報告書は、研究所webページにて全文掲載されています。
http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_c/c-40.html

【本研究紹介シートの文責】
 笹本 健

本研究紹介シートは、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所で行った研究を基に作成しています。